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精油事典

ベンゾインの効果効能・精油の特徴・おすすめの使い方

ベンゾイン精油の特徴まとめ

精油の特徴

  • おしゃれで複雑な香りが人気
  • 柑橘系のため光毒性・肌への刺激に注意

主な効果

  • ネガティブに沈んだ気持ちを支え、前向きにする
  • お洒落な香りなのでルームフレグランスにもおすすめ

詳説:ベンゾインの植物情報

名前ベンゾイン
学名Styrax benzoin、Styrax tonkinensis
科名エゴノキ科
おもな産地ジャワ、スマトラ、タイ、インドネシア、ベトナム、ラオスなど
ベンゾインの植物情報

植物の特徴

ジャワ、タイが原産の植物です。黄色や白い花がうつむくように咲き、ナツメグのような堅い殻の実をつけます。

植物のストーリー

ベンゾインという名前は、「ジャワ渡来の香り」という意味の単語に由来します。

安息香とも呼ばれる樹脂は赤茶色をしており、古代から悪霊払いの儀式に焚かれ、現代でも寺院の薫香に使われています。美肌効果も知られており、古くから香水や化粧品に用いられました。

詳説:ベンゾインの精油情報

抽出方法水蒸気蒸留法
抽出部位樹脂
精油の色ツヤのある茶色
香りの系統バルサム系(樹脂系)
ノート(揮発度)ベースノート
香りの強さ中程度
キーワードやすらぎ、甘さ、温かみ
 ベンゾインの精油情報

香りの特徴

やわらかいバルサム調がする、甘く濃厚なバニラ様の香りです。どっしりとした重い香りは、精油初心者の方に気に入られることが多いです。

主な成分

安息香酸、安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、安息香酸エステル類 (特徴成分)、桂皮酸エステル類 (特徴成分)、バニリンなど

去痰、血圧降下、抗炎症、抗カタル、神経バランス調整、鎮痙、鎮静、はんこん形成

相性の良い精油

イランイラン、オレンジ・スイート、サンダルウッド、ブラックペッパー、ベルガモット

多くの精油と相性が良いです。

使用上の注意・効能

使用上の注意点

  • 刺激性があるため、低濃度で使用する
  • 妊娠中・授乳中は使用を避ける。

心への作用

  • 神経を穏やかに鎮静させる。
  • 緊張、ストレスの緩和
  • 孤独感や悲しい気持ちを和らげる
  • 精神的に疲れて消耗した状態から力を抜き、穏やかに回復させる

体への作用

  • 強心作用
  • 血行促進作用
  • 呼吸器系の強壮作用
  • 利尿作用
  • 血糖値の抑制
  • 関節や気管支系の鎮痛

    肌への作用

    • 収斂作用
    • 保湿作用
    • 抗炎症作用

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