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精油事典

ホーウッド/ホーリーフの効果効能・精油の特徴・おすすめの使い方

ホーウッド/ホーリーフ精油の特徴まとめ

精油の特徴

  • 優しい香りが特徴
  • さまざまな精油と調和するのでブレンドに加えると香りがまとまりやすい
  • 3つのケモタイプがある

主な効果

  • 「リナロール」という成分により、気持ちのリラックス効果が高い
  • 肩こり、筋肉痛の緩和

詳説:ホーウッド/ホーリーフの植物情報

名前ホーウッド(ホウショウ・芳樟)
学名Cinnamomum camphoravar.glaucescens
Cinnamomum camphoravar.nominale
科名クスノキ科
おもな産地台湾、日本、中国、ベトナムなど
ホーウッド/ホーリーフの植物情報

植物の特徴

ショウノウノキ(樟)の変種。台湾原産の広葉常緑樹で樹高は20mほどの植物です。

日本樟よりも耐寒性が弱く、日本では四国や九州など温かい地域でで栽培さています。

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抽出方法水蒸気蒸留法
抽出部位ホーウッド:木部
ホーリーフ:葉、枝
精油の色淡い黄色
香りの系統ウッド系(樹木系)
ノート(揮発度)トップ~ミドルノート
香りの強さ弱〜中程度
キーワードやさしさ、やわらかさ
ホーウッド/ホーリーフの精油情報

香りの特徴

さわやかでやわらかい花のような香りが特徴です。かすかに樟脳(しょうのう)の香りが感じられます。全体的にはやわらかい印象の香りです。樹木系の精油にはツンとするものや刺激を感じるものが多いですが、ホーウッドは刺激をほぼ感じないやさしい香りがします。

ローズウッドによく似ており、ローズウッドは希少な精油でもあるため代替品として使われます。

その理由は成分構成にあり、ホーウッドの主成分はラベンダーなどと同じリナロールで、これが柔らかい花のような香りを演出しています。

精油の特徴・3つのケモタイプ

ホーリーフには、3つのケモタイプがあります。効果が異なるので状況によってによって使い分けましょう。

CTボルネオン

呼吸器系の不調があるときにおすすめのケモタイプです。去痰作用に優れるので、鼻・のどに粘液が多くたまり呼吸が苦しいときに効果的です。

また、筋肉を弛緩させる効果もあるので、肩こりや腰痛の緩和にマッサージオイルとして利用するのも良いでしょう。

CTシネオール

呼吸器障害全般と、抗ウィルス作用があるので感染症の際におすすめのケモタイプです。

ディフューザーで香りを広げたり、蒸気吸入で喉に届けましょう。皮膚の感染症にはキャリアオイルに混ぜたものを塗布しましょう。

CTリナロール

香りが柔らかく、効果が穏やかで抗炎症作用があります。皮膚炎や関節炎に湿布や塗布で使用するのがおすすめです。

リナロールの優しい香りが、心を鎮静させる効果もあります。

主な成分(ケモタイプ別)

CTボルネオン

ボルネオン(85%)、リナロール、サフロール(~5%)など

去痰、刺激、循環促進

CTシネオール

18シネオール(~63%)、サビネン、α-テルピネオール、ピネンなど

去痰、抗ウィルス、抗炎症、抗カタル、免疫調整

CTリナロール

リナロール(~90%)、1,8シネオール、ネロリドール、サビネンなど

強壮、抗炎症、抗微生物、抗不安、鎮静

相性の良い精油

グレープフルーツ、ティートリー、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズウッド、ローズマリーなど

シトラス、フローラル、ハーバル、ウッディ、レジン、スパイス系の精油と広く調和します。

使用上の注意・効能

使用上の注意点

  • CTボルネオン:てんかん、妊娠中、小児は使用しない。該当しない人も多量には使用しないこと。
  • すべてのケモタイプ:妊娠中・授乳中は使用を避ける。

心への作用

  • リフレッシュ効果
  • リラックス効果
  • ストレスを和らげる

体への作用

  • 筋肉のこり、肩こりをほぐす
  • 感染症予防
  • 血圧降下作用

肌への作用

  • やけど肌の修復

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