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精油事典

ネロリの効果効能・精油の特徴・おすすめの使い方

ネロリ精油の特徴まとめ

精油の特徴

  • 華やかでやさしい花の香です。幅広い精油と調和します。
  • ビターオレンジという植物から採れる精油ですが、この植物からはほかにもビターオレンジ精油やプチグレンなど幅広い製品が作られます

主な効果

  • 沈んだ心を安定させるなら第一の候補となる精油です。
  • 抗うつ、抗不安、精神安定、安眠などに効果的です。

詳説:ネロリの植物情報

名前ビターオレンジ ※ネロリはビターオレンジなど「オレンジの花」を指す言葉だが、ビターオレンジの花から精油を抽出するのが一般的。
学名Citrus aurantium
科名ミカン科
おもな産地フランス、スペイン、イタリア、エジプト、 チュニジア、モロッコ、 アルジェリアなど
ネロリの植物情報

植物の特徴

ネロリは主にビターオレンジ(ビガラディアとも)という高さ4~5mの常緑樹の花を指します。ビターオレンジは枝葉からプチグレン、果皮からビターオレンジの精油が抽出され、その他にも7種の精油、 33種の製品が作られます。

また、ヨーロッパでは純潔の象徴として花嫁のブーケによく用いられています。

詳説:ネロリの精油情報

抽出方法水蒸気蒸留法
抽出部位
精油の色薄い黄色
香りの強さ中〜強
ノート(揮発度)ミドルノート
香りの系統フローラル系
キーワード受容、回復、再生、リラックス
ネロリの精油情報表

精油の特徴

ネロリの名前は、17世紀のイタリアのネロラ (Nerola) 公国の公妃、ブラッキアーノ公爵夫人がこの精油を愛用していたことに由来しています。 当時、革の手袋にネロリの香りをつけたものが社交の場大流行したとのことです。また、ブラッキアーノ公爵夫人は入浴にもこの精油を使っていたといいます。 香水業界 では、ローズ、ジャスミンとともに古くから重用され、 最も頻繁に使用されてきました。 チュニジアやモロッ コのお菓子には、オレンジフラワーウォーターがクッ キーなどに頻繁に使われています。 また、 オリジナル のコーラ飲料の香りの秘密の材料でもあります。

おすすめの利用シーン

何よりも心への作用・抗不安作用が特徴的な精油です。数々の精油のなかでもトップクラスに、不安を鎮めて 心を穏やかにするためにとても効果的です。

また皮膚細胞の成長を促進する作用があるため、スキンケアにもおすすめです。 また心理的な面からも、ストレスが軽減されるとアドレナリンの影響を軽減できるため、皮膚の血液循環を促進し、炎症を起きにくくします。

皮膚刺激も光感作用も心配ないので、安心して使用できる精油です。

主な成分・作用

リナロール (~50%)、 β-ピネン、 酢酸リナリル、 リモネン、ネロリドール、ネロール、 α-テ ルピネオール、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、 ファルネソール

不安 、不眠、緊張、 パニック、抑うつ、 くすみ、しわ、若返り、皮膚再生、 妊娠線、月経痛、血圧降下、抗炎症、消化促進、神経強壮、 鎮静、鎮痛

相性の良い精油

シトラス、フローラル、レジン、 ハーバル、 ウッディ、スパイス系の精油と幅広く調和します。

特に、甘みの強いアブソリュート類との相性が良いです。ネロリの精油を加えることで、フローラルブーケのような、華やかな香りがプラスされます。 また、ローズマリーやパインのような刺激を感じる森林調の精油とブレンドすると、スーッとする感じを和らげてやさしい雰囲気にしてくれます。

使用上の注意・効能

使用上の注意点

  • 特になし。全体的には安全度が高い精油です。

心への作用

  • 鎮静作用が高さが一番の特徴。
    • ショックヒステリーなどの興奮状態を落ち着ける
    • 慢性的な不安感や落ち込みを軽減する
    • 幸福感をもたらす

体への作用

  • 鎮静作用
  • 鎮痛作用(特に頭痛、神経痛など)
  • 月経前緊張症(PMS)や更年期障害の改善
  • 催淫作用
  • 安眠作用
  • 強壮作用

肌への作用

  • はんこん形成(傷の修復)
  • 皮膚再生作用(特に瘢痕や妊娠線、しわ、たるみなど)
  • 保湿作用

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