もくじ
マジョラム精油の特徴まとめ
精油の特徴
- 優しい香りが特徴
- さまざまな精油と調和するのでブレンドに加えると香りがまとまりやすい
- 3つのケモタイプがある
主な効果
- 「リナロール」という成分により、気持ちのリラックス効果が高い
- 肩こり、筋肉痛の緩和
詳説:マジョラムの植物情報
名前 | マジョラム / マジョラム・スイート |
学名 | Origanum majorana Majoranah ortensis |
科名 | シソ科 |
おもな産地 | フランス、イギリス、エジプト、モロッコ、チュニジア、スペイン、イタリア、ブルガリアなど |
植物の特徴
地中海地方原産の多年草で、寒さに弱いです。60cmほどの草丈に育ちます。また、マージョラムには近縁種が30種ほども存在します。また、別名にポットマージョラムやノッテドマージョラムがあります。
マジョラムは、幸せを象徴するハーブといわれています。語源はラテン語の「より大きい、より長い」という単語「マヨル」という説があり、古代ギリシャ時代から薬草として広く用いられました。結婚した夫婦の幸福を祈って贈られたり、死者の魂に平安をもたらすために墓地に植えられたともいわれています。
また長寿のハープとしても知られており、その効果としては、心身のこわばりを温めて緩和したり、慢性の腰痛や肩凝り、筋肉痛などを軽減したりするものがあります。また孤独感、ストレス、怒りなどでネガティブになった心を和らげてくれます。
マージョラムは古代ギリシャ時代から薬草として使用されており、長寿のハーブとしても知られている。結婚した夫婦の幸福を祈るために使われたり、墓地に植えて死者の魂に平安をもたらすためにも使用されたとされている。
詳説:ベンゾインの精油情報
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
抽出部位 | 花の咲いた先端部分 |
精油の色 | 淡い黄色 |
香りの系統 | ハーブ系 |
ノート(揮発度) | ミドルノート |
香りの強さ | 中程度 |
キーワード | 安心、慈愛、深いリラックス |
香りの特徴
ハーブ調の香りです。他のハーブ系の精油と比べてあたたかさ、甘さ、スパイシーさを感じる、比較的扱いやすい香りをしています。ですがただ甘いだけでなく、ハーブらしいすっきり感もあるのがマジョラムの特徴です。
この甘くスパイシーな香りには、安定感や包み込まれるような優しさがあるほか、強い催淫作用があるとされます。
主な成分と効果
α-テルピネオールテルピネン-4-オール(~25%)、Yテルピネン、cis-ツヤノール、サビネン、テルピノレン、パラシメン、リナロール、β-カリオフィレン、-ガジネン、酢酸リナリル、酢酸ゲラニル
抗炎症、免疫調整、鬱血除去、血圧降下、血管拡張、抗菌、消化促進、催眠、自律神経調整、神経強壮、鎮咳、鎮癧、鎮静、鎮痛、通経
相性の良い精油
シトラス、フローラル、レジン、ハーバルウッディ、スパイス系の精油と調和します。
特に好相性な精油はマンダリン、ネロリ、バジル、ゼラニウム、フランキンセンス、イランイラン、オレンジスイート、カモミール、サイプレス、ラベンダー、ローズウッド、ローズマリー など
使用上の注意・効能
使用上の注意点
- 低血圧、眠気を催す可能性があるので元々血圧が低い人や車の運転前の使用は注意する
- 妊娠中は避けること。
- 特に妊娠初期・分娩前後の使用は控える
- 妊娠後期、授乳期間中に使用する場合は半分の濃度が推奨
心への作用
- ストレスで昂ぶった神経を鎮静させる
- 不安、孤独、緊張をやわらげる
- 根の深いショックやトラウマを開放する強い鎮静作用
- 心をなぐさめる
体への作用
- 筋肉のこり、肩こりをほぐす
- 冷え性
- 便秘、下痢などの消化器系の不調を整える
- 月経痛や片頭痛に効果的な鎮痛作用
- 血圧降下作用
肌への作用
- くま・くすみの改善
- 小じわやくまの改善