ライム精油の基本情報
植物DATA
- 原料となる植物: ライム
- 学名: Citrus aurantiifolia
- 科名: ミカン科
- 産地: 東南アジア、メキシコ、インド、南米など
- 芳香の特徴: フレッシュで爽やかなシトラス調の香りにほのかな苦みがあり、レモンに比べてやや甘さが感じられる
精油DATA
- 抽出方法: 圧搾法、水蒸気蒸留法
- ノート: トップノート
- 精油の色: 淡いグリーン
- 香りの強さ: 中程度
- おもな成分: リモネン (~50%)、γ-テルピネン、サビネン、β-ピネン、α-ピネン、ゲラニアール、ネラール、β-ビサボレン、β-ミルセン、ベルガプテン
- 注意事項: 圧搾法で抽出されたものには光毒性があるため、肌に使用後は直射日光を避ける
相性のいい精油
- おすすめブレンド: イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、ローズマリー、クラリセージ、サイプレス、ジンジャーなど
注意事項
- 圧搾法で抽出されたライム精油は光毒性があるため、肌に使用した場合は直射日光を避けましょう。
ライム精油の働き
心への作用
- フレッシュな香りが気持ちを活気づけ、ポジティブなエネルギーを引き出します。
- 集中力を高め、考えがまとまりやすくなり、楽しさと前向きな気持ちが広がります。
体への作用
- 消化を助ける作用があり、食欲不振や胃の不調に役立ちます。
- 抗炎症・抗菌作用があり、風邪の初期症状や咳などの呼吸器の不調に有効です。
- 収れん作用があるため、むくみの緩和や脂性肌のケアにもおすすめです。
肌への作用
- 収れん作用により、毛穴の引き締めや肌の引き締めに効果があります。
- 抗菌作用で、ニキビや吹き出物にも役立つとされています。
中医学から見たライム精油の特徴
ストレスで滞った肝の気を巡らせ、集中力や決断力を高める
ライムの香りは肝の熱を冷まし、ストレスによる肝の気の停滞を解消する作用があり、心を安定させて集中力や決断力を促します。また、肝が整うと脾の機能も高まり、消化促進や食欲不振、胃腸の不調にも効果があります。体内の余分な水分を排出し、むくみやセルライトの改善にも役立ちます。
中医学 DATA
- 陰陽: 陰
- 気血津液: 理気
- 五臓: 肝・脾
- 四気: 涼性
- 五味: 苦
こんなタイプにおすすめ
- 肝タイプ(肝火上炎)
イライラや急なストレスによって気が高ぶっているときに、ラベンダーと組み合わせた芳香浴で肝の熱を鎮め、穏やかな気持ちを取り戻します。
おすすめメニュー: 芳香浴 (P188) - 肝タイプ(肝気鬱結)
ストレスで気分が滞り、イライラや落ち着かない気分のときに。ペパーミントと組み合わせたルームスプレーで気分をすっきりとリフレッシュさせましょう。
おすすめメニュー: スプレー (P193) - 肝脾不和・肝気犯胃
精神的なストレスで胃腸が弱り、消化不良や食欲不振を感じるときに。ローズマリーやプチグレンと組み合わせた頭部マッサージで、クリアな思考と消化促進をサポートします。
おすすめメニュー: マッサージ(頭部) (P176)
星占術から見たライム精油の特徴
自分を再発見し、雑音を切り捨てて進む力を引き出す
ライムはすっきりとした香りと独特の苦みで、煮詰まった気持ちを解放し、物事を明確にする作用があります。自分本来の姿に気づき、余計なものを削ぎ落とし、新たな視点を与えてくれる天王星のエネルギーを持つハーブとも言えます。自分の意志を固め、周囲の影響に惑わされず、やりたいことにまっすぐに向かう力をもたらします。
こんなタイプにおすすめ
- 月星座が水瓶座
ドライでクールな感性を持つ水瓶座の月星座の人に、ライムのすっきりした香りがリラックスとリフレッシュを与え、安らぎをもたらします。
おすすめメニュー: アロマバス (P189) - 太陽星座が牡羊座
チャレンジ精神を持ちながらも、しがらみに囚われて自由に行動できないときに。ライムは活力を高め、新しい視点での再出発をサポートします。
おすすめメニュー: スプレー(頭の上に) (P193) - 太陽 × 天王星がアスペクト
独自の道を求め、個性を発揮したいタイプに。ライムが周囲の雑音から解放し、個性を強調するサポートをしてくれます。
おすすめメニュー: 練り香水(手首に) (P196)