イランイランの効果効能・精油の特徴・おすすめの使い方

イランイランの植物・精油情報

イランイランの植物情報

植物のストーリー

イランイランという名前は、「花の中の花」を意味するタガログ語の「アランイラン」に由来しています。

古くから催淫効果があるといわれ、原産地のインドネシア・モルッカ諸島では、新婚のカップルが夜を過ごすベッドにイランイランの花びらを敷きつめる風習があるそうです。また、太平洋の島々に住む女性は、この精油をココナッツオイルにまぜてボディケアやヘアケアに用いてきたといわれます。

イランイランの精油情報

主な成分と効能

リナロール、ゲラニオール、酢酸ペンジル、α-ファルネセン、B-カリオフィレン、安息香酸メチル

イランイランの精油の特徴

イランイランの精油は、蒸留過程の違いで4段階の品質に分けられるという特徴があります。なかでも「イランイラン・エクストラ」は、蒸留時間の最初の1~2時間に蒸留される最高品質のもので、バナナのような甘くて濃厚な香りがします。二次蒸留以降の精油に比べて軽く、親しみやすい香りが特徴です。

香りの特徴・イメージ

甘い蜜のような芳醇な香りがハートからお腹へと広がり、わくわくするような高揚感が湧きあがる感じがします。ネガティブな感情を解放し、孤独感や落ち込みを、喜びや楽しみに置き換えてくれます。

また、大人の女性に似合う高級香水を思わせる濃厚で甘美な香りです。

おすすめの利用シーン

義務感やプレッシャーにとらわれて心や感覚を解放できない時や、自信が持てず不安で落ち込みがちな時に。

また、香水として女性らしさをアピールしたい時にもおすすめです。催淫効果があるので、ロマンチックな夜を過ごしたい時にベッドルームに香らせるのも良いでしょう。

イランイランの使用上の注意・禁忌

• 妊娠娠中は避ける
• 敏感肌への刺激作用
• 血圧を下げるので、過度の使用により頭痛や吐き気が起こる可能性あり
• 効果が強く出やすい精油なので、低濃度で利用する。

イランイランの心・体・肌への作用

心への作用

1. 心配事や不安、パニックから解放し、元気づける。
2. 落ち着きと自信の回復を促す
3. ロマンチックな気持ちを高める。

体への作用

1. 血圧を下げ動悸を抑える。
2. 不感症気味の人にも働く。
3. 女性ホルモンの調整作用
4. 催淫作用
5. 子宮強壮作用
6. 血圧降下作用
7. 殺菌消毒作用

肌への作用

1. 脂性肌の皮脂バランスをととのえる。
2. 頭皮の刺激強壮作用

相性の良い精油

オレンジ・スイート、サンダルウッド、ジャスミン、ベルガモット、ラベンダー、レモン、ローズ　など