アロマ講師が教える、自分にぴったりの精油の選び方

自分にピッタリのアロマオイル（精油）を見つけよう

アロマオイルの香りを生活に取り入れてみたい・楽しんでみたいけど、どの香りを選んで良いかわからない！そんな方に向けて、自分にぴったりのアロマオイルの選び方を紹介します。この記事で紹介するポイントを参考に、数十から数百種類以上もあるアロマオイルから、今のご自身にぴったりの精油を見つけてくださいね。

アロマオイルはその種類によって、おやすみ前やリラックスタイムに向いている香りもあれば、気持ちをしゃきっと引き締めたり、前向きにさせてくれるなど、全く異なる効果を持っています。例えばこれからゆったりと眠りにつきたいときに、ペパーミントのような爽快すぎる香りは向いていないかもしれません。

アロマオイルを選ぶ時は、以下のような自分がアロマオイルを使いたいシーンや目的を考えてそれに合わせたものを選んでみましょう。

1. リフレッシュにおすすめの精油

2. リラックスにおすすめの精油

3. 安眠におすすめの精油

4. 集中力アップにおすすめの精油

5.気分を明るくしたい時におすすめの精油

使いたい目的や利用シーンがイメージできても、アロマオイルにはたくさんの種類があるのでその中からぴったりのものを選ぶのはかなり難しいかもしれません。

そんな時に役立つのが、香りの系統の知識です。アロマオイルにはたくさんの種類がありますが、7つの系統に分類することで、例えば「甘めのシトラス系の香り」「爽やかなフローラルの香り」など、香り同士を比べやすくなります。

柑橘（オレンジ・レモンなど）の皮から採れる精油です。誰もが好きで馴染み深い、明るく爽やかな印象の香りが多いです。また、苦手な香りが含まれるブレンドでも、シトラス系の精油が含まれているといい香りに感じることも多いと言われています。

おもに花から採れる精油で、ローズ、ラベンダー、ジャスミンなどが代表的です。花のように甘く華やかで、印象に残る香りの精油が多いです。

木の葉や枝、芯材(幹の中心部)から採れる香りです。葉や枝から採れる精油は爽やかなものや刺激を感じる香りが多く、芯材から採れる精油はどっしりと落ち着きのある、すこし甘さも感じる香りが多いです。

有名な精油にはサンダルウッド、ヒノキ、ティーツリーなどがあります。

ウッディ系が木から採れる精油なのに対して、ハーブ系は草から採れる精油です。ペパーミント、ローズマリー、レモングラスなどがこの系統に含まれます。

爽やかでスッキリした香りの精油が多いほか、人によっては苦手に感じるようなクセを持った精油が多いのもこの系統の特徴です。

スパイス系の精油は、その名の通りスパイスから採れる精油です。ブラックペッパー（黒胡椒）やジンジャー（ショウガ）、シナモン、カルダモンなど、食材としてもおなじみの植物の精油も数多くあります。香りは個性的で刺激的なものが多いのがこの系統の特徴です。

精油の中には、木の樹脂から採れるものもいくつかあります。樹脂とは木の幹を傷つけると採れる汁（樹液）が固まったもので、生活に馴染みがあるものでは食器などに使われる漆（うるし）や松やになどが代表的な例です。樹脂系の精油は重くて甘い香りの精油が多いのが特徴です。

オリエンタル系の精油は、まるでアラジンの世界観のような、甘く個性的で、官能的な香りの精油が多い系統です。

これまで紹介してきた系統は原料となる植物の種類によって分類されていましたが、オリエンタル系の精油の原料にはさまざまな種類が含まれます。オリエンタル系の精油は、東南アジアなどで採れる植物から抽出されるという共通点を持っています。

「アロマオイル」「フレグランスオイル」という名前で販売されているものの中には、実は石油から作られた合成香料を含むものもあります。植物から作られた精油だと思って買ったのに実は違った、ということがないように気をつけてください。

信頼できるアロマオイルを選ぶポイントは以下の記事に詳しく整理しているので読んでみてください。

信頼できるアロマオイルのポイント

たくさんの種類から自分にぴったりなアロマオイルを選べるようになると、香りの楽しみ方の幅がぐっと広がります。目的別の香りや香りの系統を参考に、お気に入りの精油を見つけてみてくださいね。

また、アロマ初心者の方にもおすすめのアロマオイルをこちらの記事で紹介しています。

＜記事リンク＞

アロマオイルのなかには最初は臭い！クセが強い！と感じる精油もありますが、こちらで紹介しているものは好きな人が多い精油ばかりですので、参考にしてみてくださいね。